東日本大震災で被災した東北地方の方々へ、心よりお見舞い申し上げます。
福島第一原発での事故が発生して以来、
再び爆発事故が起きたり火災が起きたりして事態が深刻化しないかどうか、
埼玉県に住んでいる私にとっても不安な日々が続いていますが、
15日に政府が調査を要請したIAEA(国際原子力機関)の世界最高研究レベルの専門家の方々による
放射線量の測定分析が現地で始まって以降は、
「これでやっと科学技術的な根拠のある正確な状況の把握と客観的な健康への被害の有無の情報が得られる。」と
気が落ち着いてきています。
今回の震災では、本当に海外からの多くの支援が寄せられていて、うれしい限りです。
震災発生以来、日本のテレビからの情報と同時に
特に原子力安全と放射線医療に関する情報に注目して
イギリスやアメリカの報道から情報収集を行なってきましたが、
イギリスBBCの記事で、マンチェスター大学の被ばく療法専門医の先生のアドバイスを含んだ
「被ばくした場合の応急処置について」の情報を見つけましたので翻訳して紹介します。
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中程度のレベルの被ばく(放射線障害)を受けてしまった場合、下記の順序で症状が進行するとのことです。
屋外で被ばくしてしまった場合、取りあえず自分で応急処置するには、
その後運良く、被ばく治療を受けることができれば、
ことができるとのことです。
しかしながら、数多くの人が同時に被ばくしてしまうと
迅速な被ばく治療を受けることできないと想定されるので、
被ばくして中程度の放射線障害を被ってしまったら
とりあえず、自分でできる応急処置=「皮膚を石鹸水で優しく洗い流し続ける。」
を行なうしかないと思います。
特に、幼児や若年者は成長期で細胞の新陳代謝が活発なので
放射線障害の進行が早いため、
老人や大人よりも優先して応急処置を施さなければなりません。
また、以下が問題となっている放射線同位元素の特徴と、健康への影響とのことです。
以下が、BBC健康欄の原文記事です。
http://www.bbc.co.uk/news/health-12722435
http://www.bbc.co.uk/news/world-asia-pacific-12732015
ちなみに補足の情報ですが、
WORLD NUCLEAR ASSOCIATION(世界原子力協会)で定める基準では、
とのことです。
下記の被ばく基準値チャートも、参考になります。
http://www.newstatesman.com/blogs/the-staggers/2011/03/msv-radiation-cha...