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デニス・リッチー博士のご冥福をお祈りいたします。

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1969年にベル研究所にてケン・トンプソン博士らと共同して
UNIXを開発して完成させたC言語の生みの親 デニス・リッチー博士が
10月12日に長い闘病生活の末に亡くなられました。
心よりご冥福をお祈り致します。

マイコミジャーナル記事
http://journal.mycom.co.jp/news/2011/10/15/013/

この人が BCPL / B言語をベースにC言語を開発していなかったら、
今ごろ、こうして Linux と Mac OS X と ネット と スマホ と 測定器
の恩恵を受けることはできなかった。

Empty your memory,
with a free()…
like a pointer!
If you cast a pointer to a integer,
it becomes the integer,
if you cast a pointer to a struct,
it becomes the struct…

The pointer can crash…,
and can Overflow…

Be a pointer my friend…

この人が創造した仕組みをベースに今の世の中の全てのシステムが動く一方で
同時に大きな欠陥も抱えていることを示すこの言葉は、
将来量子コンピュータに移行するなどシステムの大転換が訪れる日まで
人類にとって常に頭の片隅に置いておくべき教訓でありつづけるでしょう。

それにしても、
スティーブ・ジョブス氏が逝ったわずか6日後に
もう一人のコンピュータ・テクノロジーにおける巨人が亡くなるとは、
2011年がICT技術の大転換期だということを改めて思い知らされます。