9・11アメリカ同時多発テロ事件など
欧米を中心に数々のテロ事件・テロ未遂事件に関わったとされて
指名手配されていたビンラディン容疑者が、
パキスタン郊外の邸宅で米軍の特殊部隊 - Seal Team Six (ST6) によって
殺害されましたが、
ビンラディン容疑者の思想に感化されて世界各地で活動するアルカイダのシンパが
今後報復テロの動きを強めてゆくのかが気になります。
アルカイダは、
移住先のヨーロッパの国々において現地の習慣への不適応による差別や就職難が原因で
生活困窮に陥りがちなイスラム系移民の間で支持を得るケースが多く、
彼らの生活不満が解消されない限り組織が弱体化しないのではないかと感じます。
2001年の同時多発テロ事件直後とは異なり、
最初に3次元ミリ波レーダを使った地形データの整合やGPS技術を駆使してアジト邸宅を発見し、
発見後には
小型無線カメラからの映像の送信と特殊な方式で通信を暗号化した無線ルーターでの受信・
ヘリコプターで受信した映像を暗号衛星通信を駆使してホワイトハウスの作戦本部に中継しながら
殺害作戦を完遂した点に見られるように、
皮肉にも欧米の危機管理技術を大きく発展させたビンラディン容疑者でしたが、
報復テロがさらにエスカレートした場合、どのような新たな危機管理技術が生まれてくるのかが
注目されます。
BBC記事
http://www.bbc.co.uk/news/technology-13276467